当店は鳩よけと猫の転落防止ネットの取付けを行っているのですが、以前はネット以外にもグリストラップの掃除も平行していました。
少しの間「グリストラップ」関係の仕事はお休みしていたのですが、今月からまた少し内容を変更して再開しましたので飲食関係の方にもブログをアップしていきたいと思います。
グリストラップの作業画像は飲食業に携わっていない人にはかなり強烈な画像になりますのでご容赦下さい。
グリストラップとは
グリストラップを知らない人の為に簡単に説明させていただきます。
グリストラップとは、ほとんど(100%ではない)の飲食店や調理関係の厨房にある「排水設備」の事で、下水道に直接食用の油分や残飯などが流れ出てしまわないようにする「阻集器」と言われる設備の事です。
シンクなどから流れでた油脂や残飯などの汚水が下水に行く手前に箱のような水を貯める場所を作り、油や残飯がその中に蓄積される事で排水管や水質を守るような設備の事を「グリストラップ」と言います。
水と油の比重によって浮いた油を「スカム」
底に溜まった泥のようなものを「汚泥」と呼びます。
一般的に安い料金のグリストラップ清掃を行っている清掃業者ではスカムや残飯を受ける「残渣カゴ」を清掃してある程度の水を入れる事で汚水を綺麗にする程度しかしてくれない場合が多いようです。
しかし本当に悪臭や害虫などをなくす為には「バキューム洗浄」で汚泥までなくしてしまわないと解消しません。最近では様々な方法でバキューム清掃と同じレベルで綺麗にして料金も安くしてくれる業者が増えてきたと思います。
なぜ排水管が詰まるのか
このグリストラップは残飯や油が溜まる設備なので、本来は毎日残飯を処理、スカムは1週間に1度、汚泥の掃除は1か月に1度程度のメンテナンスが必要だと言われています。(業種や毎日の食数量にもよりますが・・・)
しかしグリストラップは床下に埋められている場合が多く作業が大変。
しかも、えげつない程の悪臭と場合によってはコバエやゴキブリ、なかにはネズミなど発生するなど、可能であれば放置しておきたい設備なのです。
飲食店はどこも人件費やコストを抑える事が必須で、グリストラップの掃除にまで手がまわらない程の忙しさで、強烈な悪臭を放つ事からもちょっと暇な時間に掃除しようというのも出来ず閉店後や定休日にしか作業がしにくいのも現実的な理由としてあげられます。
そういった理由からグリストラップ内部が汚れ、汚水と一緒に流れ出た油汚れが少しずつ排水管に蓄積されていき、最終的には排水管を完全に塞いでしまい汚水が流れず厨房内が汚水で溢れてしまい営業がストップしてしまう。
排水管が詰まってしまったら?
上記のように分かってはいても、詰まってしまう時は詰まってしまうのも事実。
排水管のつまりを修理してくれる業者はネットで調べればいくらでも出てきます。
しかし料金表示が
〇〇円~
基本料〇〇円+1mにつき〇〇円追加
などなど
このように表示されていても結局自分のお店は排水管の長さが何メートルで、どのようなルートで排水管が下水に繋がっているかを分かっているお店は少ないでしょう。
となれば当然いくら必要か分かる業者も電話だけで正確な見積もれる業者はほとんどないと思います。
そういった不安を抱かず修理の依頼できる料金を作ってみました。
さすがに大手の会社のように高圧洗浄車で駆け付け、管内カメラで排水管の内部をチェックしてと言うような事は当店では出来ません。
ただ、とりあえずこの予算があれば大丈夫なんだと安心してご依頼いただけるような料金設定にしておりますので、よほど特殊な作りでなければご依頼いただければ頑張らせていただきたいと思います。